リベンジャーズ・ハイの感想ネタバレ

呂暇郁夫の小説の感想です。
リベンジャーズ・ハイは小学館ライトノベル大賞を受賞してて
どんな内容なのか興味を持ちました。

作品のあらすじ

復讐相手のスマイリーを2人で探す。
プロローグは世界観の説明。
大気は汚染されていてマスクをかぶらないといけない。
砂塵粒子を吸い込むと一部の人間は有用な能力を身に着ける。
大都市でも3,4割程度で有用な能力はもっと少ない。
能力はいいことに使うものいれば、悪いことに使うやつもいるわkで
女性を誘拐した一味を黒犬マスクをかぶったチューミーリベンジャーがつぶします。
カタナを使った攻撃をして砂塵能力を持たない。
スマイルマークのマスクをかぶった男に復讐するつもりで
誘拐犯たちに尋ねて回っています。

本編はスマイリーを追うところから。
情報源の場所に向かうと重要人物が亡くなっていて
チューミーと遅れてやってきた粛清間のダイダラボッチと戦闘。
チューミーはやけどを負って負けてしまう。
チューミーの正体は少女だというのが明らかになりました。

スマイリーを追うのは二人の共通の目的。
ボッチは部下のシルヴィとチューミーを組ませてスマイリーを追わせる。
情報をもらって司祭の所にいくとスマイリーの重要人物リストを手に入れる。
その中にシルヴィの名前があった。
彼女は名家の出身で偽名を使って粛清官として活動している。

シルヴィをおとりにすることを思いつき、
おとりに使う。
これはスマイリーの作戦通りだった。
粛清官で怪しいリストと気づいておりシルヴィ、チューミーに知らせないままに
作戦を敢行していた。

途中でチューミーの過去が明らかになる。
チューミーはスマイリーの砂塵能力によって妹と人格を入れ替えられていた。
現在の体は妹の体である。
スマイリーは、シルヴィとチューミーの人格を入れ替えたものの
シルヴィの特異能力によって強制的にスマイリーの砂塵能力を使わせられる。
2人は体を入れ替えることに成功した。

スマイリーを捕まえて物語は終了する。
スマイリーを追い詰めているつもりが相手の作戦通り。
ところが、それを読んでいて動かしていく。

感想

面白かったです。
世界観を裏打ちするマスクの機能。
荒廃した世界は砂塵粒子によって訪れたんだとか。
詳細は伝わアっていないものの想像することはできます。
どこの世界でも人の地位からを超える能力を持たれたら
管理できませんよね。

液状化1つとっても。
本書の中で登場するおばあさんです。
建物の中は入り放題、捕まえても地面や壁を液状に変えて逃げてしまいます。
独房に入れるわけもいかず自由気ままに動かれる。

1人の能力を考えるだけでも問題がお起こるんですから
世界中で4割でもいたら偉い大変です。
私的利用して私腹を肥やすものが出てきますが
おさえるべき政府、警察で有用な能力があるとは限らない。

貧富の差の激しい地域ほど下克上があって大変だったろうなって思います。
そんな中で舞台になるのが偉大都市。
秩序が変わる中で最初に秩序を取り戻した都市なんだとか。
どこにでも頭のいい人はいるものですね。

液状化能力を使うおばあさんは否定してましたけど。
シルヴィは興味ないといっておばあさんの説明をばっさりきってました。
物語を進めるうえで余分な材料だからバッサリ切ってあっても
作者の中には設定があるんでしょうね。

掘り下げていくとスラムができた理由とか
格差ができてる構造など
シリーズが作れそうです。

怖かったのはボッチの対処。
シルヴィが犯罪者のチューミーとバディを組むだけあって
拘束具をつけていました。
ボタンを押すと爆発するそうで、
恐ろしい。

ボッチは、今回の事件がおっ割ったらチューミーを始末するみたいなことを言ってました。
チューミーはきちんとした市民ではないので人権がないみたいです。
今の日本だと考えられないですね。

事件が終わった後は案の定、チューミーを始末しようとしていました。
チューミーは復讐さえできればいいと納得づくで下。
でも読者からすると納得いかない。
現にシルヴィぃといい関係になりそうじゃないですか。
処分されたら悲しいなって思ってたのイ。

ボッチはまるで話を聞かずにボタンを押しちゃうんです。
ひゃーと思いながら読んでました。
ボタンは首輪が外れただけ。
ボッチのいたずらですみました。

びっくりさせないでよねーと思ってました。
チューミーはシルヴィの相棒としてかえってきます。

今後があるなら
チューミーとシルヴィが相棒となって事件を解決していくわけですね。
今後を想像させるきれいな終り方でした。
バディものだけあってお互い信頼関係のない状態から
仲良くなるまでがたのしい。

砂塵能力の説明はワクワクしますね。
黒晶機関で能力が使えるものの、
体力の様に限りがある。



作者の趣味
マスク蒐集(しゅうしゅう)
常用外の漢字を使うものだから何?
と、なりました。
マスクを集めるのが趣味なんですね。
家にいったら仮面がずらーと壁にならんでるんでしょうか。
仮面の目が怖い私からすると度胸あるなって思います。
序文からスカルデザインのマスクが。
の一文をみてマスク蒐集家だけあるなと思いました。
どくろの形をしているマスクを書きそうですけど
おしゃれな言い回しになってます。


イラストはろるあ
東京のイラストレーター。
表紙の絵を描いてます。
猫耳みたいな色合いのものと女の子が刀を持っている。
どんなストーリーなんでしょうね。
帯が正反対の二人はバディを組む。
とあるので二人。
ああよく見ると女の子の後ろに肩がみえました。
これ仮面被ってるのかな。
前みにくそう。

めくると
黒耳マスクをつけた主人公。
闇の町にたたずんでいてかっこいい。
黒光してます。

次はシルヴィ。
着替え中で私服になるところ。
鏡、ぬいぐるみ、本と雑多におかれていまs。
チューミーとバディを組むのに不満がある様子。
文句を言いつつ今日の出来事を思い返していると。

チューミーの妹
お兄ちゃんと言いつつ赤いものをにぎっています。
窓から兄のことをみていてさみしそう。
妹はこのあと亡くなるのでさみしいですね。
最後の方でチューミーの夢の中で登場しました。

スマイリー
スマイルのマスクは恐ろしい。
目、口のかなりの部分が避けています。
素顔がわからずスーツを着ている。

話の中でもちょくちょく挿絵がありました。
4枚くらい。
シルヴィとチューミーが多め。
シルヴィがドレス姿なのはきれいです。

最後のチューミーは顔がでていました。
常にマスクで覆われていた顔が晃会になって
生まれ変わったのがわかります。

イラストはSFの作品らしく出てくるマスク、武器の書き込みが
いい。迫力がありました。序盤の恐ろしげな雰囲気の通り
マスクが怖いです。

終盤マスクがなくなった2人の顔はいいですね。
チューミー切れますけど。
シリーズものならチューミーの顔がじっくり見れます。
そう思うとワクワクしますね。

今後の展開で観たいもの

チューミーとシルヴィの関係。
チューミーの意識としては男ですよね。
シルヴィはもちろん女性。
恋愛がありそうで気になってます。
仲良くなるのか?
友人止まりなのか。
この二人ならいい関係を気付けそう。

チューミーの妹の話
夢の中で登場。
これだけだともったいないと思います。
妹の知り合いがでてきたら?
友達の男の子、女の子がいそうです。
チューミーの顔を見てひと悶着ありそう。

上層部の腐敗
チューミーとシルヴィの扱いけっこうひどいんですよね。
完全に駒です。
勝てたからいいけれど負けるほうの確率が高いと思います。
上層部は、自分たちの研究施設がスマイリーを生み出した負い目からか
捜査檻無くしていたりとかなり怪しい。
捜査官で上層部の譜代を暴いていくときもちよさそうです。